@article{oai:suzuka.repo.nii.ac.jp:00002981, author = {大久保, 友加里 and Yukari, OKUBO}, journal = {鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部\n教職研究\n}, month = {Mar}, note = {小学校における歌唱教育の現場では、音高が定まらず、正しく歌うことができない児童が多いという現状があり、この一例として、胸声を無理に高音まで押し上げたり、あるいは頭声のまま低音まで下げてきたり、といった換声点付近での発声の問題を挙げることができる。様々な先行研究からの検討により、教育の現場では換声点に関する問題が非常に多く、重要視されていることが分かる。また、声区転換の実態を述べたものや、換声点位置の情報を応用した研究も多い。筆者が以前に行った調査の結果からも、児童の声域からみた教材は、充分に歌唱可能な音域で構成されており、適切であると考えられる。しかし、児童の換声点位置の平均は、男児、女児共に、歌唱共通教材の重複音域内に含まれており、指導のポイントの一つとして、換声点を越えて頭声と胸声を自由に行き来し発声できるようにすることが、小学校における歌唱教育の問題解決の一つにあると考えられる。声区分離の指導及び歌唱発声法を習得させる過程は、各児童の声域や換声点位置を把握しながら、可能な限り個別対応の指導を行えることが望ましい。各児童の発声状態を教員がよく理解しておくことで、共通教材をはじめとする歌唱楽曲を用いた、集団での歌唱指導が、より行いやすくなるのではないだろうか。}, pages = {141--151}, title = {小学校における歌唱教育の実態と課題\n-換声点位置を考慮して-}, volume = {第1巻}, year = {2020}, yomi = {オオクボ, ユカリ} }