@article{oai:suzuka.repo.nii.ac.jp:00003064, author = {川又, 俊則 and KAWAMATA, Toshinori}, issue = {6}, journal = {鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要, Journal of Suzuka Universuty and Suzuka Junior College}, month = {Feb}, note = {新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が全世界に拡大した結果,あらゆる宗教集団はそれ以前と異なる対応が必然となった.とくに教化活動ではその変化が顕著である.仏教における教化活動は,僧侶が檀信徒などに対して仏道へ教え導く活動全般を指す.本稿は,科学研究費助成事業「基盤研究(C)人口減少社会における仏教寺院の実態研究―多宗派のブロック調査」(20K00081)で行った質問紙調査の結果をもとに,年中行事・法要,法話・説教を考察した. 年中行事・法要は回答寺院の9割が開催し,檀信徒の一部が協力して運営し,他寺院僧侶も協力していた.参拝者数が多い行事・法要を「先祖供養」「宗祖関連」「祈祷,除災求福など」「三仏忌」「その他」に区分すると,「先祖供養」の実施割合は,他を圧倒していた.ただし,「宗祖関連」や「祈祷,除災求福など」が多い宗派系統もあった.法話・説教は回答寺院の8割強が実施し,「法事」「通夜や葬儀」の機会に約9割が行ない,「戒名」「生前の様子」の内容が中心だった.これらは曹洞宗の宗勢総合調査(2015年実施)結果などとも相応している. 対面と同時にオンラインを併用した行事・活動も定着しつつある.質問紙調査以外の現況も踏まえると,従来の対面型に加え,ICTを活用した方法を併用することで,檀信徒と同時に宗教集団外部の人びとへの発信が可能になった.新しい関係を広げている寺院もある.人口減少・葬儀や法事の縮小化が続く仏教寺院において,多面的な教化活動の展開は維持継続の可能性を見出すだろう.}, pages = {89--98}, title = {仏教寺院における教化活動の特徴 ―多宗派質問紙調査にみる年中行事と法話を中心に―}, year = {2023}, yomi = {カワマタ, トシノリ} }